岩手山山頂から

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岩手山山頂から焼き走り溶岩流を望む。山って、自分の心にエネルギーをいつも与えてくれるから好きです。

2021年7月24日土曜日

どうだろうか?岩手県の中学生・・・国語も数学も全国平均以下の成績

  全国学力調査テストで全国の平均よりかなり悪いのはどうしてだろうか?

岩手県の資料から見てみると・・・平成22年からの統計データが示されている。

国語A問題(知識)・・・全国平均からほとんど同等

国語B問題(活用)・・・全国平均からほとんど同等

これなら・・・問題ないんじゃないか?と思われるでしょうが、小学校

の時の数値から比較して問題だと判断ができます。

小学生の時に国語は全国平均から・・・問題A統計データ掲載分で+1.86ポイント

                  問題B統計データ掲載分で+2.01ポイント

なのに・・・なぜ落ちる?国語の教科書は、昔から使われる国語教科書の難易度が

難しいとされる光村図書の教科書を使っているからこそ国語の点数が良かったと

言いたい。(小学校)中学でも引き続いて光村図書の教科書を使っているのに、

中学生は、小学校で身につけた基礎的なものを上手に活用できなくなっている

ところが問題です。何が・・・国語嫌いにさせているのかを検証する必要性が

あると感じています。

数学については、小学生の時も全国と比べて同等と言えるのですが、若干算数B

に関して劣る部分が見られます。問題なのは・・・中学数学です。

中学数学A、中学数学B両方とも散々たる結果ですから。学校の先生も頭が痛い

ところではないでしょうか?

中学生の時に数学は全国平均から・・・問題A統計データ掲載分でー3.96ポイント

                  問題B統計データ掲載分でー3.25ポイント

このような状態を何年も継続するのは如何なものかと考えます。

子供たちがこのように得点が芳しくない理由は、家庭学習の定着ができてない

からだと思われます。数学は、基礎問題を理解し、そのあとで何度も何度も

演習を繰り返して定着を図るものですからね。単純に家庭学習が不足している

と言えるかもしれません。

一方で、学校の授業に問題はないかと言えば・・・潜在的に教授法で問題が

指摘されている部分もあります。教科書の構成に問題があるのかもしれません。

中学三年生の数学の教科書ですが・・・漫画教科書と呼ばれるだけあって、

漫画チックな解説が多いんです。

Aさんは・・・こんな考え方をしました。Bさんは・・・あんな考え方を

しました。

答えに到達する為にふたりの考え方を詳しく見てみましょう。

先生は、教科書のとおりに授業を進めるでしょう。教室運営上、生徒にも質問を

するでしょう。そうした時に、いろいろな解法が発表されますが、全員の

解法について検証はできません。時間が足りないので・・・。

そうすると、あれもこれもと生徒は良いところどりしてしまい。正しい答えに

到達するための方法の定着が疎かになってしまうんです。

 学校の先生を批判するわけじゃないんですが・・・現実の話。時間が足り

ないのは各方面から聞こえてきますので。もう少し、時間配分を考えた教室

運営を検討してもらわないと解決までには時間がかかりそうです。

 現在のところ・・・花巻市では、Gアップシートという数学を中心とした

プリントで基礎力を上げようとしています。このシートで基礎学力が上昇する

とは思えないんです。基礎を失った建物はこの世の中には存在しません。

基礎構築のために、正しい教授法で基礎を補う先生が校外に必要だと考えます。

基礎力を身に着けさせる先生というのは、大変骨の折れる役目だと私は考えます。

私も、基礎学力の低い子供を指導しましたが、なかなか定着を確認すること

ができませんでした。直近で指導した子供は、中学一年生の成績から、100点

底上げする事が出来ましたが、これは本当に氷山の一角というべき事例だと

考えます。ほとんどの場合・・・急激な上昇は見られないと考えるべきです。

ただ諦めてはいけませんよ。子供のもつ可能性は無限大ですからね。

現在、私の指導した子供は・・・岩手県中央部の公立校を目指して勉強中です。

 基礎力をあげるための学習塾というのを市中から見つけるのは非常に骨の

折れる事だと重います。現在、受験に赤信号が点灯しているならば、

遠慮なく相談ください。

もちろん、受験に赤信号の点灯ではないが、受験の準備という学年のお子さん

についても対応しますので遠慮なく。


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