岩手山山頂から

岩手山山頂から
岩手山山頂から焼き走り溶岩流を望む。山って、自分の心にエネルギーをいつも与えてくれるから好きです。

2021年7月20日火曜日

岩手県花巻市立花巻小学校・・・宮澤賢治先生の息遣いが聞こえるいい学校

  岩手県には全国的に見ても相当に変わった教育思想(学校運営方針)

を持った学校があります。 

 花巻市にある、花巻小学校です。

花巻小学校とはどんな小学校なのか?気になりませんか・・・

花巻市が輩出した郷土の偉人 「宮澤賢治」が卒業した小学校です。

実は私も、花巻小学校の卒業生です。宮沢賢治先生の足元にも及びませんけど。

 花巻小学校の特徴ですが、すべてにおいて宮澤賢治の世界観が優先される

学校運営になっています。

https://www.city.hanamaki.iwate.jp/kosodate_kyoiku/sho_chugakko/website/1001491/1001494.html

↑花巻小学校概略

花巻小学校の教育目標

1 心豊かで 助け合う子

宮澤賢治の「雨ニモマケズ」にある、東に病気の子供あれば、西に疲れた

母あれば、南に死にそうな人あれば、北に喧嘩や訴訟あれば・・・日照りの時は

涙を流し、そういうものに私はなりたい。

2 よく考え学びあう子

幼少期に鉱物を収集する。家族から「石っこ賢さん」と呼ばれるくらいだった。

旧制盛岡中学(現 岩手県立盛岡第一高等学校)在学中には、休日、盛岡市

周辺で鉱物採集したりして、のちに記した作品の中には、幼少期からの経験と

知識から出来上がったものが多い。 

3 ねばり強くきたえあう子

宮澤賢治詩集「春と修羅」にある詩

春と修羅から、何度も何度も繰り返される、「おれはひとりの修羅なのだ」

この詩を初めて知ったのは、漫画「六三四の剣」です。六三四が父の姿を

追って剣道に勤しむ姿が「ねばり強くきたえあう」と重なります。

春と修羅の何度も繰り返される一節「おれはひとりの修羅なのだ」が耳から

離れません。

これらのように学校には今でも尚、宮澤賢治の姿が存在しています。

私が、小学生時代を過ごした校舎は、建て替えられて鉄筋コンクリート

になっていますが、それでも、宮澤賢治の思想が色濃く残る素晴らしい

学校です。

校歌も素晴らしい歌詞です・・・私は卒業した今でも好きです。

もしよろしければ・・・歌いましょうか?

1             2

東をくぎりりそそり立つ   幾山河をとりよろい

早池峰山や雲高く      堅めし城の址どころ  

南を開きうねり行く     今なお春を散る花の  

北上川や波遠し        渦巻く丘や花巻校 

いい歌詞でしょ?

こんな素晴らしい、小学校で子供さんを育てませんか。

私の息子も花巻小学校の卒業生です。

私の小学生時代の学校の様子で良かったらコメント欄でお話します。

昔と今とでは少し違っていますが、基本的な考え方は違っていないかな?

 

 

 

 

 

 

 

   

 




にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントは承認制なっておりますので
内緒の場合はその旨もご記入ください。

夏休み中にちょっと読んだらオモシロイ!・・・高校生向け課題図書

  宇都宮大学の杉田教授の「カラス学のすすめ」を読んでみると、 すごくオモシロイ。 私は、ありとあらゆる種類の本を読むが、この手の研究書を目にすると、 どこか興味津々となる。研究者が面白おかしく書くと言っても、笑い転げる ほどの面白さはまったくない。それでも・・・この本はオモシ...